位相乱流強度
位相乱流強度は以下の式にあるように,速度変動の二乗平均平方根$u'(x,y,\phi)$と平均$\overline{u}(x,y,\phi)$の比で定義されます.
\begin{equation}
I_{\phi}(x,y,\phi)= \frac{|u'(x,y,\phi)|}{\sqrt{2}|\overline{u}(x,y,\phi)|} \tag{6}
\end{equation}
剥離再付着位置は $|\overline{u}(x,y,\phi)|$の値がほとんど0 m/sになるため,位相乱流強度値は大きな値を持ちます.このため,位相乱流強度が位相平均渦度場よりも翼面上の剥離再付着位置を定量的に示すことが可能となります.